丸美珈琲店 インドネシア マンデリン アルールバダです。
丸美珈琲店(MARUMI COFFEE)は、2006年4月に創業した北海道札幌市中央区に本店を置くスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に6店舗展開しています。
オーナーの後藤 栄二郎(ごとう えいじろう)は、2004年にドイツで開催されたワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ(WCTC)(World Cup Tasters Championship)で第3位に入賞しました。また、2013年のジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)(Japan Coffee Roasting Championship)で優勝し、2014年にイタリアで開催されたワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(WCRC)(World Coffee Roasting Championship)で第6位に入賞しました。
インドネシア マンデリン アルールバダ
マンデリン アルールバダ
インドネシア マンデリン アルールバダ(Indonesia Mandheling Alur Badak)は、インドネシア(Indonesia)スマトラ島(Sumatra)北部アチェ特別自治州(Aceh)タケンゴン(Takengon)で生産されるアラビカ種コーヒーです。全日本コーヒー公正取引協議会のマンデリンの定義によると、タケンゴン周辺のガヨ・マウンテン生産地区は除外されますが、アルールバダはマンデリンの定義に当てはまります。
13) マンデリン : インドネシアの北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)にて生産されたアラビカコーヒー豆をいう。
(別表2) 産地、品種、銘柄の区分及び範囲の例示、「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約(平成30年6月更新)」
タケンゴンはルト・タワール湖(Lake Lut Tawr)の湖畔の高地に位置しています。タケンゴンは中アチェ県(Central Aceh Regency)の首都であり、西と東の2つの地区に分かれます。タケンゴンはコーヒー生産地として有名であり、先住民にガヨネーズ(Gayonese)がいます。
「ガヨ(Gayo)」という言葉は、サンスクリット語から取られた古代アチェ語で「山」を意味しています。この言葉の通り、この周辺は標高1,500m - 1,600mとアチェ州の中でも最も標高の高い山岳地帯です。
マンデリン アルールバダは、約400軒の小規模農家が1ヘクタールから2ヘクタールの土地で生産しており、樹齢10年前後のコーヒーノキが多く、最も力のある時期のコーヒーノキから豊かなフレーバーを持ったコーヒーチェリーを収穫することができます。
精製方法
精製方法はスマトラ式(ギリン・バサ(Giling Basah)、ウェット・ハル(Wet Hulling))です。コーヒーチェリーは、ビニール・テントの下で乾燥されます。
アルールバダのスマトラ式は、収穫したコーヒーチェリーを他の産地のものとは別に単独で精製処理した後、メダン(Medan)にある専用の精製工場に持ち運び、比重選別(水に沈んだ密度の高い重い豆を選別)、スクリーン選別(大きい豆を選別)、最後に2度のハンドピックを行い、マイクロロットに仕上げます。最初の精製段階でも比重選別は行われますが、メダンの工場で何段階もの選別をくぐり抜けたのがこのアルールバダです。
丸美珈琲店 インドネシア マンデリン アルールバダ
<このコーヒーの生産農園について>
丸美珈琲店
2017年11月に当社オーナーである後藤栄二郎が視察に行った生産地です。
この地区は、アチェ州の中でも特に標高の高い地区です。
コーヒーの樹は、10年前後の樹齢が多く樹木に力がみなぎっていることが、品質テストでも感じられるほど豊かなフレーバーを醸し出します。
味
マンデリンの特徴的な香りと、持ち味である複雑な味わいや重厚なボディ感。
後藤栄二郎のテイスティング評価
綺麗な後味にほんのり残る甘さを伴う酸味が品質の高さを物語ります。
柔らかいアーシーフレーバーと重厚なボディが印象的です。ニューウェーブドリップの「濃厚なコク・苦味」のレシピで抽出すると、凝縮感のある酸味が表現され、苦味と酸味の対比が印象的な味わいに仕上がります。