グアテマラ グッドコーヒーファームズとカルロス・メレン
グッドコーヒーファームズとカルロス・メレン
GOOD COFFEE FARMS(グッドコーヒーファームズ)は、グアテマラ(Guatemala)出身のカルロス・メレン(Carlos Melen)が設立したコーヒー生産者団体です。約200名の生産者が参加しています。
カルロスは、1981年グアテマラ・シティ(Guatemala City)で生まれ、幼い頃に内戦を経験しました。18歳のときに来日し、北海道札幌市の日本語学校に通いながら様々な仕事を経験しました。日本ハム時代のフェルナンド・セギノール(Alfredo Seguignol)選手の活躍に触発されたことが、コーヒーの仕事を始めるきっかけとなりました。
同じ中米出身のセギノール選手が活躍するのを見て、自分も何かを成し遂げたいという気持ちをさらに強くした。その何かが「コーヒー」だった。
「日本では、グアテマラ人と自己紹介すると“コーヒーのおいしい国?”と言われます。それまでは他の国と比べて無名なグアテマラ出身であることを恥ずかしく思っていましたが、コーヒーなら誇れると気づいたのです」
「「生産者の顔」が分かるコーヒー豆を販売 グアテマラ人社長の日本愛と一念発起ぶり」,日刊ゲンダイDIGITAL 2021年11月7日.
2011年に、カルロスはグアテマラのコーヒーブランド「DARKS(ダークス)」を設立しました。これをきっかけに、現地生産者の搾取や環境汚染などの実態を知り、持続可能なコーヒー生産に取り組み始めました。2016年に現地にコーヒー工場を設立し、その後自転車脱穀機「ドライ・バイシクル・パルピング(Dry Bicycle Pulping)」を開発しました。2017年に持続可能なコーヒー作りをコンセプトとする「DARKS Coffee Quality System(ダークスコーヒークオリティシステム)」を設立し、2019年に「GOOD COFFEE FARMS(グッドコーヒーファームズ)」へ名称変更しました。
ドライ・バイシクル・パルピング
GOOD COFFEE FARMSの農園では、自転車脱穀機でバイシクル・パルピングし、日本式ビニールハウスで乾燥工程を行なっています。
GOOD COFFEE FARMS グッドコーヒーファームズ:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/guatemala/good-coffee-farms