コスタリカ サンタ・ローサ 1900 マイクロミル
サンタ・ローサ 1900 マイクロミル
サンタ・ローサ 1900 マイクロミル(Santa Rosa 1900 Micromill)は、コスタリカ(Costa Rica)サン・ホセ州(San José Province)レオン・コルテス・カストロ・カントン(León Cortés Castro Canton)サンタ・ローサ(Santa Rosa)に位置するマイクロミルです。コーヒー生産地域としては、タラス(Tarrazú)に区分されます。
「サンタ・ローサ 1900(Santa Rosa 1900)」というマイクロミル名は、地元の町である「サンタ・ローサ(Santa Rosa)」と農園とマイクロミルの標高である1,900mにちなんで名付けられました。
サンタ・ローサ 1900 マイクロミルは、2009年にエフライン・ナランホ(Efrain Naranjo)とハーバース・ナランホ(Herberth Naranjo)父子によって設立されました。最近では、エフラインの末っ子のケビン(Kevin)が、ウェット・ミルのマネージャーとしてチームに加わりました。
サンタ・ローサ 1900 マイクロミルは、マチョ(Macho)、トラピチェ(Trapiche)、エヴァンジェリスタ(Evangelista)、ラ・プラザ(La Plaza)、ラ・ウニオン(La Unión)の農園を所有しています。
マチョとエフレン・ナランホ
1964年、エフレン・ナランホは、コーヒー農園の側で生活を始めました。彼の両親は、17人の兄弟姉妹と一緒にコーヒー農園の収穫、メンテナンス、生産を担当していました。熟したコーヒーだけを収穫し、「チェリーは紫色のブドウのようでなければならない」と父親が言っていたのを覚えているほど、収穫には厳しい基準が設けられていました。14歳の時、彼は父親から小さな土地を与えられたことをきっかけに、コーヒービジネスへの情熱が生まれました。母親が弟妹のために、チェリーが20粒しか入らない小さな袋を縫っていたことも、彼の逸話として残っています。
その後、さまざまな事情で10年間、コーヒーを生産することなく過ごしました。やむなく財産をすべて売却し、家族を養うためにアメリカへ移住しましたが、「またこの土地で働きたい」という夢を持ち続けていました。その甲斐あって、2004年に購入した耕作放棄地は、障害となるどころか、成長の機会となりました。
農園の名前は、彼のニックネームである「マチョ(Macho)」(金髪の意)に由来しています。マチョは、現在サンタ・ローサ 1900 マイクロミルを代表する農園となっています。
品種
サンタ・ローサ 1900 マイクロミルでは、カツーラ(Caturra)、ビジャ・サルチ(Villa Sarchi)、 ゲイシャ(Geisha)、ティピカ(Typica)、モカ(Mokka)、ブルボン(Bourbon)、SL-28を生産しています。
精製方法
サンタ・ローサ 1900 マイクロミルのコーヒーは、急勾配の敷地内に点在するテラスの乾燥ベッドやパティオで乾燥されます。2017年、ナランホ家はドライミルを追加し、輸出用のコーヒーを準備する最終段階まで品質を監視できるようになりました。
ナランホ家は、様々な精製方法を試みています。いずれの精製方法でも、収穫したコーヒーを一晩チェリーで保存し、翌朝にパルピング(果肉除去)する方法が採用されています。
カップ・オブ・エクセレンス(CoE)
マチョは、コスタリカ カップ・オブ・エクセレンス(CoE)において、2013年にカツアイ(Catuai)のウォッシュト(Washed)が86.75点を獲得し第11位に、2014年にカツアイ(Catuai)のセミ・ウォッシュト(Semi-Washed)が87.23点を獲得し第14位に、2015年にカツアイ(Catuai)のセミ・ウォッシュト(Semi-Washed)が88.76点を獲得し第9位に入賞しています。
サンタ・ローサ 1900 マイクロミル Santa Rosa 1900 Micromill:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/central-america/costa-rica/tarrazu/santa-rosa-1900-micromill