カフェ ランバン:コロンビア グチ・マルティネス ティピカ

カフェ ランバン コロンビア グチ・マルティネス ティピカです。

カフェ ランバン(Café RANBAN)は、1977年に創業した北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。

コロンビア グチ・マルティネス ティピカ

グチ・エステート

グチ・エステート(Guti Estate)は、コロンビア北部セサール県(Cesar Department)バジェドゥパール市(Valledupar)チェメスケメナ(Chemesquemena)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、カリブ自然地域(英語:The Caribbean (natural) region、スペイン語:La región Caribe​​​ (de Colombia))に区分されます。

チェメスケメナは、シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山地(Sierra Nevada de Santa Marta)の南東の麓に位置しています。グチ・エステートは、チェメスケメナから徒歩や馬を乗り継いで6時間ほど登った山奥に位置する農園です。昼夜の寒暖差の明確で乾燥した気候、豊かな有機性の土壌で、コーヒーが栽培されています。

コロンビア北部はアンデス山脈が細くなるため、比較的標高の低い場所でコーヒーが栽培されていますが、グチ・エステートは、標高1,950m-2,000mの非常に高地でコーヒーを栽培しています。

グチ・エステート 出典:アタカ通商
グチ・マルティネス 出典:アタカ通商

農園主はグチ・マルティネス(Guti Martines)です

シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山地南東部一帯は、コギ族(Kogi People)、アルワコ族(Arhuaco People)、カンクワモ族(Kankuamo People)、ウィワ族(Wiwa People)の4つの先住民族の保護地区となっています。

グチ・エステートでは、カンクワモ族がコーヒーを有機栽培しています。

アタカ通商では、同じカンクワモ族の生産する「クマ(Kuma)」、アルワコ族の生産する「ナブシマケ(Nabusimaque)」というロットが取り扱われていました。

品種

品種はティピカ(Typica)です。

コロンビアでは、コーヒーさび病菌の流行により、古くから栽培されてきたティピカやブルボン(Bourbon)が大きな被害を受け、カスティージョ(Castillo)などの耐病性品種への植え替えが進みました。

しかし、グチ・エステートでは、何世紀も前にキリスト教カトリックの宣教師によって持ち込まれたティピカが栽培され続けています。樹齢80年を越すコーヒーノキの種を、多様な植物が生育する森に植え替えるという方法で、ティピカが栽培されています。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

ウォッシュト精製後、アフリカンベッドで乾燥させます。その後、シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山地一帯を管理するアソプロカン(ASOPROKAN)(スペイン語:La Asociación de Productores Agroecológicos Indígenas Kankuamos de la Sierra Nevada de Santa Marta)というカンクワモ族の協同組合に、コーヒーが持ち込まれます。

カフェ ランバン コロンビア グチ・マルティネス ティピカ

コロンビア グチ・マルティネス ティピカ

標高2000メートルの場所にカンクワモ民族の先住民が大自然の森林の中で化学薬品を一切使わない有機栽培で作るティピカ。ここのコーヒーは何世紀前にキリスト教カトリックによって持ち込まれた原種のティピカで、現在のコロンビアではもはや数少ない貴重な存在です。

カフェ ランバン

カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選択できます。コロンビア グチ・マルティネス ティピカは、浅煎り(ライトロースト)、中煎り(ミディアムロースト)、深煎り(フレンチロースト)、極深煎り(イタリアンロースト)から選択できます。

セサール県の先住民カンクワモ族が原生林生い茂る大自然の中で作るティピカ。カップコメント:シトラス、デーツ、ダークチョコレート、ブライト、コンプレックス、ロングアフターテイスト。

グチ・マルティネス ティピカ #113」,ATC Specialty Coffee

浅煎り(ライトロースト)

浅煎り(ライトロースト)

透明感のあるクリーンなフレーバーとすっきりとした酸味が印象的です。良質ティピカの豊かなフレーバーと浅煎りの酸味が支配的な味わいです。

中煎り(ミディアムロースト)

中煎り(ミディアムロースト)

透明感のあるクリーンなフレーバーとすっきりとした酸味が印象的です。中煎りになるとボディが生まれますが、酸味が支配的な味わいです。

深煎り(フレンチロースト)

深煎り(フレンチロースト)

深煎りになるとチョコレートのようなボディが生まれ、その上に豊かなフレーバーが広がります。バランスの取れた味わいです。

極深煎り(イタリアンロースト)

極深煎り(イタリアンロースト)

ダークチョコレートのような濃厚な味わいが印象的です。極深煎りになると、ブレーバーよりもボディのある濃厚な味わいが支配的です。

<参考>

「グチ・マルティネス ティピカ #113」,ATC Specialty Coffee<https://www.specialtycoffee.jp/beans/2417.html>

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事