
カフェ ランバン エチオピア グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレーです。
カフェ ランバン(Café RANBAN)は、北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。
エチオピア グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレー
グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレー

エチオピア グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレーは、エチオピア(Ethiopia)オロミア州(Oromia Region)西グジ地方(West Guji Zone)ハンベラ・ワメナ群(Hambela Wamena Woreda)ブク住民自治組織(Buku Kebele)に位置するメタッド農業開発株式会社(METAD)(METAD Agricultural Development PLC)(以下、メタッド社)の所有農園、ハンベラ農園 ブク(Hambela Farm Buku)で生産されたコーヒーです。コーヒー生産地域としては、グジ地域(Guji Area)に区分されます。
メタッド社については、以下の記事を参照してください。
ブク農家組合
ブク農家組合(Buku Peasant Association)は、ハンベラ・ワメナ群のブク住民自治組織(Buku Kebele)にあるハンベラ農園の農家組合です。「ブク(Buku)」という名前は、「祝福された谷(Blessed Valley)」を意味しており、非常に美しい谷間の土地です。ロット名の「ブレスト・バレー」は、ここから付けられました。
ブク農家組合では、収穫、精製、乾燥の過程で計7回の選別工程が設けられ、徹底的に欠点豆を除去します。
規格(グレード)
メタッド社の生産するコーヒーは、スペシャルティコーヒーのグレード1とグレード2です。エチオピア商品取引所コーヒー契約によると、グジ地域のスペシャルティ・ウォッシュト(Specialty Washed)とスペシャルティ・アンウォシュト(Specialty Unwashed)は、ともにQ1、Q2に分類されます。このコーヒーは、スペシャルティコーヒーのグレード1(Q1)です。
*エチオピア商品取引所では、乾式精製にナチュラル(Natural)という用語は使用されず、いまだにアンウォシュト(Unwashed)という用語が使用されています。
品種
品種は740110と74112です。
このエアルーム品種は、野生種と半野生種の2つのグループに大きく分類されます。
エチオピアの野生種は、グレート・リフト・バレーの西側に自生していた品種です。
エチオピアの半野生種の多くは、1967年に設立されたジンマ農業研究センター(JARC)(Jimma Agricultural Resarch Centre)で開発された品種です。ここでは耐性のある高品質のコーヒー品種の開発と、それらの品種を栽培するための農業技術を提供してきました。
740110と74112は、1974年にジンマ農業研究センターで開発された半野生種です。これらはゲデオ地方に固有の在来種から派生した品種です。
カウンター・カルチャー・コーヒー(Counter Culture Coffee)のゲツ・ベケレ(Getu Bekele)の調査によると、ゲデオ地方にはジンマ農業研究センターの74シリーズが集中しているようですが、地元の農家では野生種と半野生種の様々な品種が混在して栽培されることがほとんどです。
エチオピア商品取引所(ECX)によって取引されるコーヒーは、コーヒーの生産地域以外の情報はすべて匿名化され、品質によってロットが分類されるため、コーヒーの生産履歴を追跡することが困難です。しかし、エチオピア商品取引所を経由しない一部のコーヒーは、生産された農園や精製所、品種などを特定することが可能です。
カフェ ランバン エチオピア グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレー
ナチュラル

極上のエチオピア20キロ限定で入荷です。柔らかな酸味と旨み、上質で繊細な味わいです。
カフェ ランバン
精製方法

精製方法はナチュラル(Natural)です。
カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選ぶことができます。エチオピア グジ メタッド ハンベラ農園 ブク ブレスト・バレーは、浅煎り(ライトロースト)、中煎り(ミディアムロースト)、深煎り(フレンチロースト)、極深煎り(イタリアンロースト)から選択できます。
浅煎り(ライトロースト)


味
ベリーやカシスのフレーバーとモカフレーバーが渾然一体となった、とても強く豊かなフレーバーが印象的です。フレーバーが豊かでありながら、非常にクリーンな味わいです。
中煎り(ミディアムロースト)


味
モカフレーバーとベリーやカシスのフレーバーが強く香ります。柑橘系の酸味と甘さ、ボディの強さがこのコーヒーの持つ豊かで複雑なフレーバーをさらに引き立てています。苦味以外の要素の主張が強いコーヒーですが、全体のバランスを崩してはいません。
深煎り(フレンチロースト)


味
モカフレーバーとベリーやカシスのフレーバーが濃縮されたような複雑で豊かなフレーバーが印象的です。深く濃厚で複雑なフレーバーが強く香りますが、同時にクリーンな味わいなのは、非常に高品質なコーヒーに見られる特徴です。
極深煎り(イタリアンロースト)


味
チョコレートのような丸みのある独特の甘さとまろやかな口当たりが印象的です。極深煎りになると、フレーバーの印象よりも甘さと口当たりのまろやかさの印象が強いです。
ウォッシュト

好評のエチオピア グジ ナチュラルに続きウォッシュドも入荷しました。華やかな香りと甘みがあり、酸味と苦味は穏やかな珈琲です。
カフェ ランバン
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
浅煎り(ライトロースト)


味
ベリーやカシスのフレーバーとモカフレーバー 、柑橘系の酸味がキレイに感じられます。フレーバーの強さではナチュラルが勝り、味わいのクリーンさではウォッシュトが勝ります。
中煎り(ミディアムロースト)


味
ナチュラルの中煎りと比較すると、モカフレーバーとベリーやカシスのフレーバーがキレイに出ていますが、パワフルさはナチュラルの方が上です。ナチュラルよりも柑橘系の酸味の印象が強いです。
深煎り(フレンチロースト)


味
モカフレーバーとベリーやカシスのフレーバーが非常に良くまとまって、濃厚で複雑で豊かなフレーバーを生み出しています。ナチュラルよりもボディが軽く、非常にクリーンな味わいです。深煎りですが、柑橘系の酸味が残っています。
極深煎り(イタリアンロースト)


味
ナチュラル同様に、極深煎りになるとフレーバーの印象よりもチョコレートのような甘さとボディの印象が強くなります。ナチュラルはまろやかな口当たりでしたが、ウォッシュトはクリーンな口当たりです。