丸美珈琲店 ボリビア バシリオ・ティコナです。
丸美珈琲店(MARUMI COFFEE)は、2006年4月に創業した北海道札幌市中央区に本店を置くスペシャルティコーヒー専門店です。現在札幌市内に6店舗展開しています。
オーナーの後藤 栄二郎(ごとう えいじろう)は、2004年にドイツで開催されたワールド カップ テイスターズ チャンピオンシップ(WCTC)(World Cup Tasters Championship)で第3位に入賞しました。また、2013年のジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)(Japan Coffee Roasting Championship)で優勝し、2014年にイタリアで開催されたワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(WCRC)(World Coffee Roasting Championship)で第6位に入賞しました。
ボリビア バシリオ・ティコナ
バシリオ・ティコナ
バシリオ・ティコナ(Basilio Ticona)は、ボリビア(Bolivia)ラ・パス県(La Paz Department)ユンガス地方(Los Yungas)カラナビ(Caranavi)のコーヒー生産者です。
Basilio/Asencio TiconaはRDCでも取り扱いましたね。両方共アシディティのストラクチャーがしっかりしており、ややハーバルではあるものの、上質のCaranaviといった感じです。ボリビアのコーヒーの模範的(Exemplary)なコーヒーですね!!
「コーヒー無限の可能性・・・・テロワール編 ボリビアの章」,Roast Design Coffee Blog 2021年11月8日.
品種
品種はカツーラ(Caturra)、ティピカ(Typica)です。
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
丸美珈琲店 ボリビア バシリオ・ティコナ
<このコーヒーについて>
ボリビアコーヒー生産地は南ユンガス(タケシ) 北ユンガス(カラナビ、コロイコ)に分けられます。
もともとボリビアではアルティプラーノと呼ばれる、ラパス近郊の高原地帯がスペイン人入植者によって開拓されました。そこは金や銀、すずなどの鉱山資源は豊富にありましたが、4000mに近い冷涼で過酷な環境は農業には適しませんでした。そこでアルティプラーノの住民たちは、肥沃で気温も穏やかで過ごしやすいユンガス地域に降りてきました。先にコーヒー生産が栄えたのはタケシなど、ラパスに近い場所でしたが、よりコーヒーに適したコロイコやカラナビに産業が移ってきました。そしてカラナビはボリビアコーヒーの首都と呼ばれ、同国コーヒーの一大集散地となりました。
丸美珈琲店
生産者のバシリオ氏もアルティプラーノからこの地へ移住者してきた一人です。チェリーは真っ赤な実だけを丁寧にセレクトピッキングし、タイピプラヤにあるASOCAFEのウェットミルに運びます。
特別な化学肥料などは与えず、雑草も手作業で刈り取っていますが、深く緑に輝く葉を見ると、その土地の肥沃さがよくわかります。
味
ビターチョコレートやピュアココアのようなほろ苦さと質感
後藤栄二郎のテイスティング評価
甘さを伴うコクのあるしっかりとした味わいが感じられます
ハイカカオチョコレートのようなボディ、甘さ控えめのほろ苦い印象です。チョコレート系の味わいのコーヒーの中でも、しっかりとした味わいです。ウォッシュトですが、発酵臭が若干残ります。