ローソン:スマトラタイガー(アイスコーヒー)

2019年8月13日にローソンのマチカフェでスマトラタイガー(アイスコーヒー)が発売されました。ローソンのマチカフェ(MACHI café)は大手コンビニコーヒーの一つです。マチカフェでは通常の100円コーヒーの他に、希少豆を使った限定メニューのコーヒーを販売しています。今回のスマトラタイガーは300円(税込)で販売されました。

インドネシア スマトラ島 マンデリン スマトラタイガー

スマトラタイガー(Sumatra Tiger)はインドネシア スマトラ島 北スマトラ州に位置するリントンニフタ(Lintong Nihuta)、ドロックサングルール(Dolok Sanggul)、シボロンボロン(Siborongborong)で生産されるマンデリンです。

スマトラ島 マンデリン スマトラタイガーが生産されるリントンニフタ、ドロックサングルール、シボロンボロンは北スマトラ州の中央に位置する世界最大のカルデラ湖であるトバ湖南部に位置し、西からドロックサングルール、リントンニフタ、シボロンボロンの順です。トバ湖周辺はマンデリンコーヒーの最大の生産地です。北スマトラ州は降雨量の多い高温多湿で、雨季と乾季がはっきりしない気候です。

こちらのスマトラタイガーの規格については不明です。(スマトラタイガーについては別記事で詳しく書いています)。

精製方法

スマトラ島では湿度が非常に高く、ドライ・ミル(パーチメントの脱穀と生豆の選別の工程)を行うことが困難だったため、「スマトラ式、Giling Basah(ギリン・バサ)、湿式脱穀(wet hulling)とも呼ばれる」と呼ばれる独特の精製方法を用いて精製されます。このスマトラ式と他の精製方法との大きな違いは、乾燥工程を2度に分け、含水量が極端に高い状態で脱穀することにあります。「スマトラ式」は、生産した農園でルワク(luwak)と呼ばれる機械で外皮を除去し、ムシレージ(Mucilage)を残した状態で途中まで乾かしたコーヒーチェリーを、取引業者が集荷して、まとめて脱穀と仕上げの乾燥を行います。スマトラ島に特殊な気象条件と精製方法が相まって、酸味が消え、コクが深く、独特な風味と味わいを有する、スマトラ特有の深緑色を示すコーヒ豆が生まれます。

抽出

コンビニ各社の抽出方法はそれぞれ異なります。大手3社のコンビニでは、セブンイレブンがドリップ方式、ローソンとファミリーマートがエスプレッソ方式です。エスプレッソ方式で淹れたコーヒーをドリップコーヒーと同じ濃さにする方法に、「アメリカーノ」と「ルンゴ」という二つの方法があります。「アメリカーノ」はエスプレッソをお湯で薄める方法で、「ルンゴ」ではエスプレッソ用に挽いた豆を抽出時間を長くし、ドリップコーヒーと同じ濃さになるまでお湯を注ぎ続けます。ローソンとファミリーマートの抽出方法はこの「ルンゴ」です。ローソンのコーヒーはエスプレッソ方式のため、他社に比べると苦味が強いのが特徴です。

ローソンは新型マシンとして「メリタ カフィーナXT6」の導入をはじめました。新しいマシンは現在のマシンと同様のエスプレッソ方式で、現在約40秒で抽出しているホットコーヒー(S)を約25秒で抽出し、約15秒短縮することが可能です。また、現在約29秒で抽出しているカフェラテ(M)を約20秒で抽出し、約9秒短縮します。これにより、商品を手渡しする時間を大幅に短縮することが可能になります。また、豆を砕くグラインダーはフラットディスク形式で、コーヒー豆が均一の粉状になることで雑味が減ります。また、より細かいメッシュのマイクロフィルターを使用することで、コーヒー本来の味をよりクリアに感じられるようになりました。

また、現在のマシンより清掃時間が1日20分短縮でき、WiFi機能によるメニューの全店一斉改定が可能となります。現在はまだ随時導入段階にあり、2021年度には約14,000店が新型マシンとなる予定です。すでに導入されているお店ではよりクリアに、さらに美味しくなったコーヒーを飲むことができます。

アーシー(大地の香り)な香味とカビのような風味、バターのような甘味と滑らかな口当たり、深煎りの強い苦味が特徴です。特にスマトラ・マンデリンが持つアーシーな香味とカビのような風味は、際立った個性であるとともに、好き嫌いをはっきり分けます。

ローソンのスマトラタイガー(アイスコーヒー)

スマトラタイガーの名を冠したこの豆は、良質で大粒の完熟豆だけを厳選。しっとりとした甘み、マンデリン特有の果実を思わせる軽やかな酸味となめらかな口当りが特徴です。

ローソンホームページより

焙煎

インドネシアのスマトラ島 マンデリンは基本的にすべて深煎りで焙煎されます。

スマトラタイガー特有のアーシーな香りのあるアイスコーヒーですが、香りが特段際立っているわけではありません。また、インドネシア マンデリンのなかでは酸味が強めです。独特の香味が好き嫌いを分けるスマトラタイガーですが、比較的スッキリした味わいで、飲みやすいコーヒーとなっています。

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