堀口珈琲 パナマ ソフィア農園 ゲイシャ ナチュラル ハイローストです。
堀口珈琲 HORIGUCHI COFFEEは、東京都世田谷区にあるスペシャルティコーヒー専門店です。創業者は、堀口 俊英(ほりぐち としひで)です。
パナマ ソフィア農園 ゲイシャ ナチュラル ハイロースト
ソフィア農園
ソフィア農園(Finca Sophia)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ティエラ・アルタス地区(Tierras Altas District)ボルカン(Volcán)に位置する農園です。ボルカンからちょうど道を上ったヌエバ・スイザ(Nueva Suiza)の集落の近くにあります。
ソフィア農園は、「ブート・コーヒー(Boot Coffee)」の創業者およびCEOであるウィレム・ブート(Willem Boot)と「イクエイター・コーヒーズ & ティーズ(Equator Coffees & Teas)」の共同創業者およびCEOであるヘレン・ラッセル(Helen Russell)によって、パナマのコーヒー生産の限界に挑戦する目的で設立された実験的な農園です。
2008年に創業したこの農園は、標高2,100mに位置しており、パナマで最も標高の高いコーヒー農園の1つです。
品種
品種はゲイシャ(Geisha)です。
ソフィア農園では、ゲイシャのみが栽培されています。標高の高さとこの品種が組み合わさることにより、独特のフレーバー・プロファイルを持つコーヒーが生まれます。
精製方法
精製方法はナチュラル(Natural)です。
現在ネットショップで販売されているソフィアのナチュラルは、4.320円/100gで一見高そうに見えますが、カップクオリティの高さ、希少性においてかなり安い価格だと思います。
とはいうものの、買うには勇気がいりますね。世田谷店から25gもらい抽出しましたが、レモンを思わせる酸ですが柔らかく、熟した果実、かすかにストロベリーの風味があり、冷めるとジュースのようです。
ソフィアのオークションのロットのサンプルも9月にテースティングしましたが、ナチュラルはフローラルで華やかな風味、ウォシュトはレモンやアンズの酸に甘味と旨味甘味を加えたような風味でした。今年のパナマのゲイシャ種の中で出色の出来でした。
「日本酒とゲイシャ種」,パパ日記 2020年12月21日
堀口珈琲 パナマ ソフィア農園 ゲイシャ ナチュラル ハイロースト
2008年に設立された農園「ソフィア」。共同経営の中心的人物ウィレム・ブート氏は14歳からコーヒーに関わる生活・仕事をしており、1998年には「Boot Coffee」という団体を設立。焙煎や味づくりの講師・コンサル・農園プロモーションなどを行うスペシャルティコーヒーの専門家です。彼らはパナマ国内における最高標高を誇る立地でゲイシャの栽培にチャレンジしていますが、そこには様々なハードルがあります。ゲイシャは比較的脆弱な根体系のため施肥や水分管理だけでなく、防風林などの配慮が非常に重要です。また、苗の段階においてもカップ品質の高いものや耐病性・健康な木々から種を採取し、農園内の育苗場にて丁寧に管理・育成を行っています。2020年のベスト・オブ・パナマ(コーヒー品評会)において「ゲイシャ ウォッシュト部門」で見事1位、「ゲイシャ ナチュラル部門」では2位を獲得しましたが、華やかな成功の影にはたゆまぬ努力があります。
堀口珈琲
味
ジャスミンのような繊細で甘いフローラルフレーバー、ピーチシロップのような甘酸っぱい味わいが印象的です。後味に若干の発酵臭が残ります。ソフィア農園のゲイシャらしく、繊細な甘さが非常に豊かに香る味わいです。