コロンビア モンテブランコ農園

コロンビア モンテブランコ農園

モンテブランコ農園

モンテブランコ農園(Finca Monteblanco)は、コロンビア(Colombia)ウィラ県(Huila Department)アセベド市(Acevedo Municipality)サン・アドルフォ村(San Adolfo)ヴェレダ・ラ・トコラ(Vereda La Tocora)に位置する農園です。コーヒー生産地域としては、アンデス自然地域(英語:The Andean (natural) region、スペイン語:La región Andina​​​ (de Colombia))のウィラ(Huila)に区分されます。

農園主はロドリゴ・サンチェス・バレンシア(Rodrigo Sanchez Valencia)です。

ロドリゴは、第3代目のコーヒー生産者です。2002年、ロドリゴはコーヒー生産者の子どもたちにカップづくりを教える地元のプログラムに参加しました。それまでロドリゴと彼の家族は、コーヒーをカップ・プロファイルという観点で考えたことはありませんでした。ロドリゴは父や祖父とともに、コーヒーのプロファイルの違いを学ぶことで、自分たちの農業技術とカップの特性の関連性を理解できるようになりました。

この頃、ロドリゴは、ある地域の農園のベスト・ロットを評価するカッピング・コンペティションについても学び始めました。ある年に優勝した農園が、その後優勝していないことに気づいた彼は、どうすれば安定した品質のコーヒーを生産できるかを研究することにしました。そこで、モンテブランコに植えられている樹木を調査したところ、1980年代に祖父が植えた様々な品種があることがわかりました。そのひとつが、チェリーが深い紫色に熟すパープル・カツーラ(Purple Caturra)です。

ロドリゴは、自分と妻のクラウディア・サンボーニ(Claudia Samboni)、管理人のドン・ジェラルド(Don Gerardo)、そして畑や精製所で働くチームの力で、安定した品質を生み出すという目標を達成することができました。モンテブランコは、世界中のコンペティションに出品されるマイクロロットを生産していますが、デイリー・ユーズのコンテナ単位のコーヒーをコンスタントに生産しています。モンテブランコのコーヒーは、生産と精製の各段階で厳格な監視、計画、管理を適用することで、可能性を最大限に発揮したコーヒーを生産しています。

品種

モンテブランコでは、ピンク・ブルボン(Pink Bourbon)の低温発酵(Cold Fermentation)、パープル・カツーラ(Purple Caturra)のウォッシュト(Washed)とナチュラル(Natural)を中心にコーヒーを生産しています。

低温発酵

2015年、ロドリゴと彼のチームは、収穫したばかりの完熟したコーヒーチェリーをパルピング(果肉除去)し、低温室に移して発酵を長引かせる「低温発酵」という新しい精製技術を試験的に導入しました。ロドリゴは、発酵期間を長くすることで、より複雑なフレーバーが生まれることを発見しました。理想的な温度を決定するまで困難がありましたが、2年間の研究の結果、収穫したコーヒーチェリーのブリックスの初期値と発酵温度の最適なバランスを発見し、望ましい基準値の一貫性とカップのフレーバーの複雑さを実現しました。

低温発酵に指定されたコーヒーチェリーは、通常、収穫時のブリックス値が28度です。浮遊物を取り除き、熟成に問題のあるチェリーを排除した後、パルピング(果肉除去)し、すぐにグレインプロに入れ、低温室に移し、10℃から13℃の間で76時間温度調節をします。この長時間の発酵の後、水洗され、乾燥段階に移され、天日乾燥で3日間、その後日陰の高床で23日から25日間乾燥を続けます。乾燥後、出荷前のカッピングと輸出の前に、グレインプロで20日間休ませるために保管されます。

モンテブランコの収穫と精製は時代とともに進化し、ピーク時に集中的に収穫するのではなく、1年のうち10ヶ月に分散して収穫する気候の変化に適応しなければなりません。モンテブランコのコーヒーは、ピタリートにある最新鋭のアロマス・デル・スール ドライ・ミル(Aromas del Sur Dry Mill)で、輸出用に準備されます。

モンテブランコ農園 Finca Monteblanco:https://real-coffee.net/category/coffee-origin/south-america/colombia/andean-natural-region/huila/finca-monteblanco

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