マタタビ珈琲豆店 台湾 卓武山(ジュオ・ウー・シャン)咖啡農場 ティピカ ウォッシュトです。
マタタビ珈琲豆店は、香川県高松市にある自家焙煎珈琲店です。
台湾 卓武山(ジュオ・ウー・シャン)咖啡農場 ティピカ ウォッシュト
卓武山咖啡農場
卓武山咖啡農場(Zhuo-Wu Mountain Cafe)は、台湾嘉義県阿里山郷に位置する農園です。標高1,200m、阿里山の卓武山に位置しており、ここには卓武山咖啡農場しかありません。
農園主は許定燁(きょ ていよう)です。
第1代目の許峻栄(きょ しゅんえい)は、元々茶園を経営していましたが、コーヒー農園に切り替え、パープラセンス(紫葉)とSL-34(卓武1号)の栽培を始めました。現在は、第2代目の許定燁が農園経営に加わっています。
卓武山咖啡莊園は、標高1,200 mの阿里山の最南端に在り、卓武山には許定燁氏のコーヒー荘園しか在りません。
初めての珈琲
許定燁氏は、他の農家とは大きく異なる「紫葉」と呼ばれる品種を植えました。コーヒーの木の若葉が赤紫色をしていることから、この名前が付けられました。 許定燁氏は、紫葉の香りと味は、過去に植えた他の品種よりも優れていると誇らしげに話しています。
かつて許定燁氏の家族はお茶農家でした。お茶農家は山の「山頭氣」、つまり「山の気候と土壌」がお茶の成長にどのような影響を与えるかという事を重要視していました。許定燁氏はこの技術をコーヒー農地の管理する上で肥料の使用、土壌の状態を把握する為使用しています。 卓武山咖啡莊園も無農薬栽培を採用しており、農薬は使用していません。
卓王山が採用した特別な「野溪水洗法」は、豆と豆の摩擦と10度以下の流水の力を利用して、滑らかに光って見えるくらいまでコーヒー豆を洗い、甘い独特の風味を生み出します。
お茶栽培の技術と精神で、卓武山コーヒーを栽培する事で、唯一無二の台湾の味を生み出すことができます。
卓武山咖啡農場は、台湾国内で開催される様々な品評会で上位に入賞しています。
品種
品種はティピカ(Typica)です。
この農園は、もともとはお茶の農園だった。当時、37年も茶葉栽培に従事してきた許峻栄氏は悩んでいた。お茶は収穫や手入れの際にケガをすることが多く、加えて害虫の被害に遭うと収穫も思うようにいかない。そこで専門家に尋ねたところ、「コーヒー豆こそ地球上で石油に次ぐ産業」と聞き、茶農園からコーヒー農園への切り替えを決心した。
コーヒー農園として再スタートした卓武珈琲の農園に行くと、台湾のコーヒー史の生き証人を見ることができる。それは樹齢75年、4株のティピカ種というコーヒーの木だ。今も実をたわわに実らせている。
許峻栄氏によると、この4株は12年ほど前に南部・高雄市の那瑪夏(ナマシャ)区から移し替えられたものだという。この木は台湾で本格的なコーヒー豆の栽培が始まった、戦前の日本統治時代に植えられた木の2代目に当たるという。
現在、台湾コーヒーの消費市場は成熟期を迎え、栽培技術に注目が集まっている。海抜1200メートル以上に位置する卓武珈琲では、アラビカ系統でティピカ種の変異種である「パーピュラセンス」と「卓武1号」と名付けられた大粒品種を栽培している。年間生産量は5ヘクタールの作付面積で7トンになることもあるそうだ。
台湾『今周刊』「日本人の心をつかんだ「台湾・卓武珈琲」の秘密」,東洋経済オンライン 2020年3月6日.
精製方法
精製方法はウォッシュト(Washed)です。
卓武山咖啡農場では、茶の生産技術がコーヒー生産に活かされています。豆と豆の摩擦と10度以下の流水の力で、発酵した生豆を光って見えるくらいまで洗うことができる「野溪水洗法」という特別な方法されています。
映画『初めての珈琲』
このロットは、雲林県古坑郷のコーヒーのPRのために製作された映画『初めての珈琲』のキャンペーンとして提供されたコーヒーです。
マタタビ珈琲豆店 台湾 卓武山(ジュオ・ウー・シャン)咖啡農場 ティピカ ウォッシュト
味
ミルクチョコレートのような柔らかい口当たりと甘さが印象的です。少し深めの焙煎のため、フレーバーよりもバランスの取れた味わいに仕上がっています。