壱枚乃絵:インドネシア マンデリン
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壱枚乃絵Kenny's COFFEE インドネシア マンデリンです。壱枚乃絵 Kenny's COFFEEは兵庫県たつの市にある自家焙煎店です。1978年春の創業で、約30年の歴史があります。

インドネシア マンデリン

インドネシア

インドネシア(Indonesia)は複数の島にまたがる東南アジアの島国です( 画像2枚目の太い線で囲まれている場所です)。首都はジャワ島に位置するジャカルタです。インドネシアは世界第4位のコーヒー生産量を誇る世界有数のコーヒー大国です。

インドネシアのコーヒーの歴史は、17世紀にオランダ東インド会社(オランダ語:Verenigde Oost-Indische Compagnie(VOC))がアラビカ種をジャワ島に持ち込んだことにより始まりました。しかし、現在栽培されている品種はそのほとんどがロブスタ種です。これは19世紀後半にコーヒー栽培の大敵であるコーヒーさび病菌が流行し、従来のアラビカ種を栽培していた農園が壊滅的な被害を受けたため、病害に強いロブスタ種に切り換えられたためです。

インドネシアのロブスタ種は、コーヒー生産量の約90%を占め、アラビカ種は約10%ほどの生産量です。

インドネシアのアラビカ種の有名ブランドとして、スマトラ島の「マンデリン(Mandheling)」、「ガヨ・マウンテン(Gayo Mountain)」、スラウェシ島の「トラジャ(Toraja)」が挙げられます。

マンデリン

マンデリンは、インドネシアのスマトラ島の北スマトラ州とアチェ州で生産されるアラビカ種のコーヒーです。

13) マンデリン : インドネシアの北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生
産地区を除く)にて生産されたアラビカコーヒー豆をいう。

(別表2) 産地、品種、銘柄の区分及び範囲の例示、「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約(平成30年6月更新)

「マンデリン(Mandheling)」は、スマトラ島のバタック族の一氏族である「マンダイリン(Mandailing)族」から取られた名前です。

スマトラ島 マンデリン

スマトラ島は、インドネシア最大のアラビカ種コーヒー生産地です。

マンデリンが栽培される北スマトラ州(Sumatera Utara)とアチェ州(Aceh)は、スマトラ島北部にあり、ミネラル豊富な火山灰の肥沃な土壌です。高温で降水量が多い熱帯雨林気候で、年間150-200日は降雨があり、乾季があまりはっきりしない気候です。

マンデリンのブランド

マンデリンの有名ブランドには、マンデリン・アチェ(Mandheling Aceh)、リントン・マンデリン(Lintong Mandheling)、マンデリン・トバコ(Mandheling Tobako)があります。

マンデリン・アチェはアチェ州(Aceh)、リントン・マンデリンは北スマトラ州(Sumatera Utara)リントンニフタ地区、マンデリン・トバコは北スマトラ州トバ湖(Danau Toba)周辺のトバ高原で生産されています。いずれの生産地域もスマトラ島北部です。

精製方法

ギリン・バサ(ウェット・ハル)、Cafe Importsより

スマトラ島では湿度が非常に高く、ドライ・ミル(パーチメントの脱穀と生豆の選別の工程)を行うことが困難だったため、「スマトラ式」、または、ギリン・バサ(Giling Basah)、ウェット・ハル(湿式脱穀(Wet hulling))と呼ばれる独特の精製方法を用いて精製されます。

このスマトラ式と他の精製方法との大きな違いは、乾燥工程を2度に分け、含水量が極端に高い状態で脱穀することにあります。「スマトラ式」は、生産した農園でルワク(Luwak)と呼ばれる機械で外皮を除去し、ムシラージ(Mucilage)を残した状態で途中まで乾かしたコーヒーチェリーを、取引業者が集荷して、まとめて脱穀と仕上げの乾燥を行います。

スマトラ島に特殊な気象条件と精製方法が相まって、酸味が消え、コクが深く、独特な風味と味わいを有する、スマトラ特有の深緑色を示すコーヒ豆が生まれます。

アーシー(大地の香り)な風味、マスカットやオレンジのような爽やかな味わい、長く続く余韻が特徴的です。特にスマトラ・マンデリンが持つアーシーな風味は、際立った個性であるとともに、好き嫌いをはっきり分けます。

壱枚乃絵Kenny's COFFEEでは、同じインドネシア産コーヒーとして、マンデリンの他にトラジャも取り扱っています。

壱枚乃絵Kenny's COFFEEのインドネシア マンデリン

コクと甘み・香りの全てが非常に高いレベルの極上マンデリンです。

口の中でいつまでも残る重厚なコクが何とも言えない満足感を得ます。

マンデリン特有のアーシー(土のような)フレーバーが素晴らしい。

香り:★★★★☆
コク:★★★★☆
甘味:★★★★☆
苦味:★★★☆☆
酸味:★★★☆☆

壱枚乃絵 ホームページより

インドネシア マンデリンは、深煎りで最もその個性が出ます。

壱枚乃絵では軽めのシティーローストで焙煎することで、個性が際立ちがちなインドネシア マンデリンを飲みやすくしています。インドネシア マンデリンのアーシーな風味も控えめで、明るくクリアな味わいになっています。

マンデリン特有のアーシーなフレーバーが印象的です。甘味、苦味、酸味のバランスが良く、飲みやすく焙煎されています。






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