オロモ解放戦線とグジ・ハイランド・コーヒー・プランテーション社

オロモ解放戦線

オロモ解放戦線（OLF）（Oromo Liberation Front）は、かつてテロ組織に指定されていました。しかし、2018年7月に、この指定は解除されました。

「オロモ解放戦線」（OLF）は，1973年，オロモ人居住地域での自治権獲得などを目的として設立された組織である。

指導者は，ダウード・イブサ・アヤナであり，「エチオピア政府に対する自衛手段」などと主張し，エチオピア治安部隊などに対する攻撃を継続していたが，エリトリアに亡命した。

エチオピア政府は，OLFをテロ組織に指定していたが，OLF内で平和路線を望む動きが強まったことなどから，2018年7月，同指定を解除した。政府は，同年8月，OLFとの和平合意に署名した。翌9月には，指導者イブサが，亡命先からエチオピアに帰国した。
「オロモ解放戦線（OLF） Oromo Liberation Front」,公安調査庁.

この和平調停に関わったのが、グジ・ハイランド・コーヒー・プランテーション社（GHCP）（Guji Highland Coffee Plantation PLC）のアトー・ウォデッサ・ヤチシ（Ato Wodessa Yachisi）です。

グジでは、政治情勢に関しても良いニュースがあります。デンビ・ウッドとシャキッソにあるグジ・ハイランド・プランテーションのオーナー、ウォデッサ・ヤチシの仲介もあり、OLF（オロモ解放戦線）の反政府勢力と政府との間に平和が回復したのです。このような政治問題は、地域住民に大きな苦しみをもたらすだけでなく、収穫のリスクもはらんでいます。日雇い労働者は騒乱を避けて家に閉じこもりがちで、道路はしばしば封鎖され、ロットは破壊されたり盗まれたりすることもあります。アンフィルロへのアクセスはまだ困難ですが、近い将来、状況が改善されることを期待しています。ベルコ・エチオピア事務所長ジャック

We have good news to report in Guji in terms of the political situation. Peace has been restored between the OLF (Oromo Liberation Front) rebels and the government, thanks in part to the mediation efforts of Wadessa Yachisi, owner of the Guji Highlands plantation in Dambi Uddo and Shakisso. These kinds of political problems not only bring great suffering to the local populations, but they also carry a risk for the harvest. Day labourers tend to stay at home to avoid the unrest, roads are often blocked, and lots can be destroyed or stolen. Anfilllo is still difficult to get to, but we hope the situation will improve in the near future. Jacques, head of the Belco Ethiopia office"
"ETHIOPIA: 2018/2019 HARVEST",BELCO

グジ・ハイランド・コーヒー・プランテーション社

"Guji Highland Coffee Plantation",Guji Highland Coffee Plantation 2019年11月6日.

アトー・ウォデッサ・ヤチシ（Ato Wodessa Yachisi）は、2012年にグジ・ハイランド・コーヒー・プランテーション（Guji Highland Coffee Plantation）を設立し、2015年にコーヒー農園、精製、輸出を行うグジ・ハイランド・コーヒー・プランテーション社（GHCP）（Guji Highland Coffee Plantation PLC）として再編成しました。

グジ・ハイランド農園は、エチオピア（Ethiopia）オロミア州（Oromia Region）グジ地方（Guji Zone）オド・シャキッソ郡（Odo Shakiso Woreda）デンビ・ウッド住民自治組織（Denbi Uddo Kebele）に位置しています。