工房 横井珈琲:インド カラディカン・エステート

工房 横井珈琲 インド カラディカン・エステートです。

工房 横井珈琲(YOKOI COFFEE)は、北海道札幌市西区発寒にあったスペシャルティコーヒー専門店です。オーナーの横井 力(よこい ちから)は、1996年に横井珈琲を創業し、北海道のスペシャルティコーヒーの先駆けとなりました。

インド カラディカン・エステート

カラディカン・エステート

カラディカン・エステート(Karadykan Estate)は、インド(India)カルナータカ州(Karnataka State)チックマガルール県(Chikmagalur District)ババ・ブーダン・ギリ(Baba Budan Giri)ビダレ(Bidare)に位置する農園です。

農園主はスリラム・アパドゥライ(Sriram Appadurai)です。

カラディカン・エステートは、サンガメシュワー・コーヒー・エステーツ(Sangameshwar Coffee Estates)の所有農園の1つです。他に、アッティカン・エステート(Attikan Estate)、グンゲギリ・エステート(Gungegiri Estate)、コンダカン・エステート(Kondadkan Estate)の計4つの農園を所有しています。

グンゲギリ・エステート、カラディカン・エステート、コンダカン・エステートは、1890年にイギリス人のクロフォード兄弟(W・L・クロフォードとC・S・クロフォード)によって設立されました。アパドゥライの祖父に引き継がれた後、K・S・ヴァイディアナタン(K. S. Vaidyanathan)がアッティカン・エステートを取得し、4つの農園をサンガメシュワー・コーヒー・エステーツとして統合しました。

カラディカン・エステートは、標高800m - 1,100mに位置しており、農園面積140ヘクタールのうち120ヘクタールでコーヒーが栽培されています。

この農園は、3つの丘に囲まれていることから、「トリシューラ(Trishul)」という名前が付けられています。自然泉が湧き出る土地に大きな小川が流れており、野生動物たちが歩き回る自然豊かな環境です。重力を動力とする100年前の12フィートの水車があり、コーヒーのパルピング(果肉除去)のために水力発電が行われています。

丸山珈琲および珈琲の味方塾(現ジャパン・ロースターズ・ネットワーク(JRN)(Japan Roasters' Network))とは、2017年から取引を行なっています。

品種

品種はカチモール(Catimor)です。

精製方法

精製方法はアネロビック・ナチュラル(Anaerobic Natural)です。

工房 横井珈琲 インド カラディカン・エステート

カラディカン・エステート
カラディカン・エステート

インドでは、コーヒーは1993 年まで政府の専売品で、生産者はチェリ ーまたは パーチメント(チェリーの果肉部分を除去し、豆に殻のついた状態。コメでいう玄米) の状態で政府にコーヒーを納品していました。その後、 1997 年には完全自由化となりました。アパドゥライ夫妻を中心に運営されている サンガメシュワル・コーヒー・エステート社は、カラディカン農園を含め 4 つの農園を運営しています。カラディカン農園は、インドコーヒーの約 80% を生 産するカルナータカ州に位置しています。 カラディカン農園ではイチジクやネロリの木がコーヒーのシェードツリ ーになっています。 土壌や周囲の環境、野生生物、森林の保護のため、化学物質の使用は最 低限に抑えられ、作業の大部分は手作業で行われています。同農園の敷地内では、コーヒ ーのほか、 カルダモン、ココナッツ、ビンロウ、コショウなども栽培されています。

工房 横井珈琲

キャラメルチョコレートのような甘さと果実感のある酸味、滑らかな質感が印象的です。後口に若干発酵臭が残ります。冷めると、バナナのような印象があります。

<参考>

Sangameshwar Coffee Estates<http://www.sangameshwar.com/index.html>

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