カフェ ランバン :ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルー
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カフェ ランバン ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルーです。

カフェ ランバン(Café RANBAN)は、1977年に創業した北海道札幌市にある自家焙煎珈琲店です。札幌市の自家焙煎の先駆けとなる珈琲店の1つです。

ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルー

ル・ドメーヌ イダ・マーク

ル・ドメーヌ イダ・マーク(Le Domaine IDA - MARC)は、ニューカレドニア(英語:New Caledonia、フランス語:Nouvelle-Calédonie)グランド・テール島(フランス語:Grande Terre)南部州(英語:South Province、フランス語:Province Sud)ファリノ(Farino)に位置する農園です。標高350mの高原の斜面にあり、面積14ヘクタールとニューカレドニアで最大のコーヒー農園です。

左 カフェ・ド・ランブルの関口 一郎 右 ジャン・ポール・ベロム 出典:アタカ通商

農園主はジャン・ポール・ベロム(Jean-Paul Belhomme)です。

べロムは薬剤師でしたが、引退後はコーヒー栽培と剣道に没頭しています。ル・ドメーヌ イダ・マークは、1903年にフランスからニューカレドニアに移住した祖父のマーク(Marc)が始めた農園です。「イダ・マーク(IDA - MARC)」の農園名は、祖母のイダ(Ida)と祖父のマーク(Marc)から取られました。

マークは、亡くなる1945年までコーヒー農園を続けていました。11人いた子供たちは誰も農園を引き継ぐことがありませんでしたが、1997年に農園跡地でブルボン・ポワントゥ(Bourbon Pointu)のコーヒーノキが発見され、再び栽培が開始されました。

ブルボン・ポワントゥは、2001年にフランスの産業財産庁(INPI)(Institut national de la propriété industrielle)に商標登録の申請がされ、2002年に登録番号3110770、BOURBON POINTUのブランドで登録されました。

ちなみに、日本においては、ブルボンポワントゥ(BOURBON POINTU)は、ユーシーシーホールディングス株式会社の登録商標4508776です。

ヌーヴェル・カレドニ・ラ・プルミエール(Nouvelle-Calédonie la 1ère)「歴史の道 (Les chemins de l'histoire)」

"Café calédonien : une saga amère ! La bande annonce",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月10日.
"L'arrivée du café en Nouvelle-Calédonie en 1856",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"La fièvre des plantations de café à la fin du XIXème siècle en Nouvelle-Calédonie",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"L'histoire du café calédonien : l'époque du Gouverneur Feuillet",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"La belle époque du café calédonien primé à la Foire de Paris de 1900",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"La rouille des caféiers et l'âge d'or du café en Nouvelle-Calédonie",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"Le déclin de l'âge d'or du café en Nouvelle-Calédonie",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.
"L'opération café et la fin de la saga",Nouvelle-Calédonie la 1ère 2019年4月11日.

ベロムは、ヌーヴェル・カレドニ・ラ・プルミエール(Nouvelle-Calédonie la 1ère)が放送している「歴史の道(Les chemins de l'histoire)」のニューカレドニアのコーヒーに関するドキュメンタリーに出演しています。

品種

品種はブルボン・ポワントゥ(Bourbon Pointu)です。

ブルボン・ポワントゥは、レユニオン(Réunion)で生まれた突然変異種です。

ニューカレドニアでは、ブルボン・ポワントゥはルロワ(Leroy)と呼ばれています。イダ・マーク農園では、3万本のルロワのコーヒーノキが栽培されています。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

カフェ ランバン ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルー

ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルー

ニューカレドニアのイダ・マーク農園「エリーゼブルー」今一番入手が難しいコーヒーです。今年は日本に18キロ入荷しました。このコーヒーは「リロイ」という品種で、その昔ブルボン島(現レユニオン島)から伝播し、現在ではニューカレドニアとレユニオン島にしか存在せず、年間生産量が300kg前後というとても希少なコーヒーなのです。

名実共に、世界最高級のコーヒーの一つでフランスのエリゼ宮殿で国賓に振舞われるコーヒーです。文豪バルザックや英国首相チャーチルもこよなく愛飲したそうです。

豆の先端が尖った珍しい形状のブルボンでポワントゥ(尖った)などという呼び名を持ちます。カフェインが通常のコーヒーの約半分しかないという特徴があります。

カフェ ランバン

カフェ ランバンでは、コーヒーの焙煎度を選択できます。ニューカレドニア イダ・マーク農園 エリーゼブルーは、浅煎り(ライトロースト)、中深煎り(ハイロースト)から選択できます。

浅煎り(ライトロースト)

浅煎り(ライトロースト)

浅煎り(ライトロースト)

口の中でスッと消えていく淡い甘さと浅煎りの酸味、非常にクリーンな味わいが印象的です。淡く儚い印象の味わいです。

中深煎り(ハイロースト)

中深煎り(ハイロースト)

中深煎り(ハイロースト)

淡い甘さはそのままに、浅煎りよりもバランスに優れた味わいです。後味残らず、しかし余韻が長く残るのが非常に印象的です。

<参考>

「ル・ドメーヌ イダ・マーク」,ATC Specialty Coffee<https://www.specialtycoffee.jp/beans/2517.html>

「ニューカレドニアのブルボン ポワンチュ「Café Le Roy」のご案内」,La Bonne Bouche<http://www.lbb-nc.com/BPver.6/BPver.6.html>

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