パナマ セリアナ農園

パナマ セリアナ農園

セリアナ農園

セリアナ農園(Finca Ceriana)は、パナマ(Panama)チリキ県(Chiriquí Province)ティエラ・アルタス地区(Tierras Altas District)ボルカン(Volcán)に位置する農園です。

農園主はルイジ・ゴンサレス・デ・ラ・ラストラ(Luigi González de la Lastra)とジャネット・ジャンソン(Jannette Janson)です。

彼らは結婚したその日から、ジャネットが育ったボルカンの町に住むことを夢見ていました。そして、ジャネットが幼少期から10代までを過ごしたジャンソン農園に隣接する20ヘクタールの土地を購入し、彼らの夢は具体的な形となりました。

ルイジはチリキ県の出身の「チリカーノ」であり、特にパナマの高地に大きな愛着を感じています。彼はスイスの多国籍企業で長い国際的キャリアを積み、中東、ブラジル、スイス、アメリカ合衆国で長年勤務した後、故郷に戻る時が来たと判断しました。2013年5月、彼らはパナマに戻り、質の高く、静かな生活を求めて、ボルカンの町に定住しました。

自然保護の精神を持つ彼らは、農園の半分を私有自然保護区として残すことにしました。家族や友人に勧められ、この分野の専門家と連絡を取り、すぐに森を横切る既存の歩道の整備に取りかかりました。自然を邪魔することなく、鳥や哺乳類、昆虫、植物などを観察・研究するためです。その流れで、訪れた人たちが自然を気軽に体験できるコンセプトを開発しました。

ジャンソン農園とジャネット・ジャンソン

ジャネットは、ジャンソン・コーヒー(Janson Coffee)のジャンソン家の子孫です。「セリアナ(Ceriana)」という農園名は、イタリア北西部、リグーリア州インペリア県に位置する小さな町に由来しています。18世紀、ジャンソン・カルホーン家(Janson Calhoun)の先祖(ジャネットの祖父母)が、イギリスに渡り、その後アメリカに移住したのは、この町からでした。

セリアナ農園は、ジャンソン・コーヒーのラス・ラグナス(Las Lagunas)のすぐ隣に位置しています。セリアナ農園に向かう途中、ジャンソン・コーヒーのコーヒー農園を見ることができ、他の品種のコーヒーに混じって、ゲイシャ(Geisha)のコーヒーの苗木を鑑賞することができます。2013年、ジャンソン・コーヒーのゲイシャは、ベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)で第2位に入賞し、1ポンドあたり65.50ドルの価格で販売されました。

その流れを汲み、セリアナ農園では、小さなエリアでゲイシャ種を植えています。この小さな農園は、保護地域と農業用地として開発されている地域との間の自然の緩衝地としての役割も果たしています。

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