スターバックス リザーブ®:ベトナムダラット

今回はスターバックス リザーブ®のベトナム ダ ラットの紹介です。スターバックスは言わずと知れた世界的なコーヒーチェーンです。スターバックス リザーブ®は一部限定店舗でのみ取り扱われる希少なコーヒー豆です。お店で飲むこともできますが、豆を購入することもできます。お店ではクローバーというスターバックス独自の抽出マシーンで淹れたコーヒーを飲むことができます。

スターバックス リザーブ®のベトナム ダ ラット

ベトナム(正式名称はベトナム社会主義共和国)は東南アジアのインドシナ半島東部に位置する国です。首都はハノイです。北は中国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接し、東は南シナ海南に面します。人口は約8500万人で、経済発展目覚ましい新興国です。

ベトナムの歴史は、中国とフランスに大きな影響を受けています。紀元前111年から始まったとされる中国による統治は、1885年にフランスと清が天津条約を結ぶまで約1000年も続きました。そしてその後約90年にわたって今度はフランスによる統治が行われます。太平洋戦争が起こると、日本がベトナムの統治権を奪取しますが、日本の降伏後の1945年にホー・チ・ミンによって独立が宣言されます。幾度かの戦火の後、ベトナム戦争後の1976年に南北統一がされ、現在の国名になりました。

ベトナムでコーヒー栽培が始まったのは17世紀から18世紀にかけて、ポルトガル、スペイン、オランダ、フランスの宣教師がベトナムでの布教の際に持ち込んだことが始まりとされています。この時はまだ試験的な栽培にすぎず、本格的な大規模な生産が始まったのは、フランスがベトナムの占領を開始した1857年以降とされています。

フランスはベトナムコーヒーの生産において歴史的な役割を果たしています。フランスは1789年のフランス革命まで世界の主要なコーヒー生産国で、主に植民地だったカリブ海の島々でコーヒーを生産していました。1857年からフランスから占領したベトナムで、気候や土壌の性質が似ているカリブ海のマルティニーク島で栽培していたブルボンと南米のギアナで栽培していたティピカ種がベトナム中央高原にあるラムドンと呼ばれる山岳地帯にもたらされ、栽培が始まります。1884年には占領した北部(トンキン)で栽培を開始し、その後中部に拡大していきました。収穫後のコーヒーは「アラビカ・ドゥ・トンキン」のブランド名でフランスに輸出されました。

フランスは1925年から、中部高原地方のランビエン高原とバンメトートで、少数民族を主な労働者としてコーヒープランテーションを開発します。ランビエンではアラビカ種が、バンメトートではロブスタ種が栽培されています。ベトナムは2001年にコーヒー輸出額世界2位のコーヒー大国になりました。

ベトナムで生産されているコーヒーの約98%はロブスタ種です。1999年にはインドネシアを抜いて、世界最大のロブスタコーヒー生産国になりました。アラビカコーヒーを含めて、コーヒー生産ではブラジルに次、世界第2位です。ベトナムのアラビカ種は生産量全体の1%以下と少ないながらも生産されており、こちらのベトナム ダ ラットも希少なアラビカ種です。

シングルオリジンコーヒーやスペシャリティコーヒーなどは、ほとんどがこのアラビカ種です。しかしアラビカ種は病害虫に弱く、栽培が難しいことで知られています。他方、ロブスタ種は香味はアラビカ種に比べて落ちますが、病害虫に強く、悪環境下でも育てやすい。そのために大量生産が可能で、インスタントコーヒーや缶コーヒーに使われます。苦味が強いため、ストレートで飲むことには適さず、ブレンドコーヒーにコクや深みを加えたい際のアクセントとして使われます。

ベトナムのダラットコーヒーを取り扱っている会社に石川県の株式会社友越がありますが、こちらのダラットコーヒーはアラビカ種、ロブスタ種、ピーベリーをブレンドしたコーヒーになります。スターバックスで取り扱っているコーヒー豆はすべてアラビカ種なので、日本でアラビカ種のダラットコーヒーを飲めるのはこのスターバックス リザーブ®だけであると思います。

スターバックス リザーブ®のベトナム ダ ラットはベトナムのベトナムの中央高原の山岳地帯にあるラムドン省の省都ダラット(Da Lat)で栽培されます。首都のホーチミンから北東に300キロほど離れ、標高約1,500メートルに広がる高原の街です。フランス植民地時代には避暑地として開発されるほど、ダラットの気候は平均気温が18℃で1年を通じて暖かく穏やかな気候に恵まれていて、花や果実、野菜、茶やコーヒーなどの栽培が盛んです。ベトナムの他の地域の熱帯気候と異なった涼しい気候で、谷にはほぼ一年中霧が立ち込めるため、ダラットは「永遠の春の都市」という愛称で呼ばれています。また別名「花の都」とも呼ばれ、街中には色とりどりの美しい花々が咲き乱れ、市場には色とりどりの野菜が並びます。フランス植民地時代のコロニアル様式の建物を残した非常に美しい都市として知られています。

スターバックス リザーブ®のベトナム ダ ラットは、C.A.F.E.プラクティス認証のサプライチェーンを通して調達されています。C.A.F.E.プラクティスとは、スターバックスがコンサベーション・インターナショナル(生物多様性の保全を目的とする国際NGO)と協力して定めた購買のガイドラインです。

認証の条件は、第一にコーヒー豆がスターバックスの品質基準を満たしていて、高品質であること。第二に経済的な透明性が確保されていて、公正に取引されたものであること。第三に、環境や生態系への配慮がされており、社会的責任を果たしていることが、第三者機関の評価を受けて認証されます。

スターバックスは高品質なコーヒー生産と倫理的なサプライチェーンのために、コーヒーのグローバル企業としてはいち早くコーヒー生産者との信頼関係を築く努力をしてきました。2015年4月に、スターバックスの販売するコーヒー豆の99%がエシカル・ソーシング(Ethical Sourcing、倫理的な調達)を達成しています。

ベトナム ダ ラット約150のコーヒー生産者で生産され、各生産者の所有する農園の面積は、3ヘクタール未満です。ベトナムには約14万のコーヒー農園があります。個人の小規模農園は0.5ha~3ha程の広さですが、これらは、フランスの植民地時代にできたプランテーションが分割されて作られたもので、これらの小規模農園は全体の90%を構成しています。それらはすべて協同組合や国営農園によって共同管理されています。

品種はカティモール(Catimor )です。1959年にポルトガルで誕生したサビ病に耐性があるチモールハイブリッド(アラビカ種とロブスタ種の交配種)とカツーラの交配種です。耐病性はありますが、チモールはアラビカ種とロブスタ種の交配種のため、他のアラビカ種よりも香味に劣ります。

精製はウォッシュト(湿式)です。

味の特徴は酸味、甘味、苦味のバランスのとれた、柔らかなコクを持つコーヒー豆です。同じアラビカ種でも南米産のアラビカ種とは違った爽やかな風味と清涼感を持っています。酸味は少なく、若干刺激のある口当たりが印象的です。

STARBUCKS RESERVE®とは

スターバックス リザーブ® コーヒーは、世界中のスターバックスの中でも限定店舗で販売しております。また、ご注文ごとにコーヒー豆を挽き、一杯ずつおいれしたコーヒーのご提供をしています。

スターバックスホームページより

スターバックス リザーブ®を購入すると、商品説明のカードを挟んだこちらの用紙がもらえます。

こちらが商品説明のカードです。コーヒーについて詳しい説明が書いてあります。

※ラベルデザイン
ダラットは、ベトナムの中央高原の山岳地帯に位置しています。そこで作られる農作物が豊富なことや、その穏やかな気候のために、「常春の都市」という愛称で親しまれています。この人里離れた美しい場所では、ラン、バラ、松林に加えて、素晴らしいコーヒーも育てられています。
それらの全てが、この素晴らしいデザイン構成に含まれているのです。

スターバックスホームページより

初回購入時にコーヒーパスポートがもらえます。

中にコーヒーの基本情報(味わい方、ロースト方法、加工法、コーヒーの淹れ方など)と、スターバックスのコーヒーについての情報が載っています。

今回から商品を購入するともらえるスタンプシールがなくなり、カードのみとなりました。

100gと250g単位で売っています。こちらは100gです。

スポンサーリンク

焙煎

スターバックスは、コーヒーをローストのレベルで、スターバックスブロンドロースト(浅煎り)、スターバックスミディアムロースト(中煎り)、スターバックスダークロースト(深煎り)の3つに分類しました。豆ごとに少しずつ異なるローストの時間や温度を40年もの蓄積された経験と技術をもったマスターロースターが探求しています。こちらのベトナム ダ ラットはスターバックスミディアムであると思われます。

焙煎:スターバックスミディアム

バランスのとれた、まろやかさと豊かな風味が特長。

欠豆、貝殻豆が少しありますが、欠点豆少ないです。

スポンサーリンク

甘味、酸味は控えめで、苦味とコクがほどほどにあります。刺激のある口当たりが印象的です。

ベトナムのダラットコーヒーはこちらから。

ベトナムのコーヒーはこちらから。




Twitterでフォローしよう

おすすめの記事