ファミマカフェ(FAMIMA CAFÉ)について
ファミマカフェ(FAMIMA CAFÉ)は2013年から始まったファミリーマートの展開するコンビニコーヒーです。
ファミマカフェの抽出方法はエスプレッソ方式ですが、2018年10月上旬からペーパードリップ式の新型コーヒーマシーンの導入を順次開始しています。2020年2月までのすべての店舗でマシーンが入れ替えられる予定です、これによってファミリーマートもドリップ方式に変わることになります。今回はエスプレッソ方式の旧型マシーンについてです。
ファミマカフェの新型マシーンについては、以下の記事を参照してください。
コンビニコーヒーの中では、セブンイレブンとファミリーマートは香りに優れています。エスプレッソ方式で抽出されたコーヒーは、ドリップ方式に比べ気密性が高く、香りが立ちにくい特徴があります。従来のファミマカフェはエスプレッソ方式なのでドリップ方式のセブンカフェには及びませんが、同じエスプレッソ方式のローソンと比べて香りに優れています。
ファミマカフェではブレンドコーヒーとカフェラテに加えて、フラッペのようなアレンジコーヒーも取り扱っています。
ファミマカフェの豆
ファミリーマートは2015年に3月31日にファミマカフェを刷新しました。ファミマカフェの使用しているコーヒー豆は、グアテマラ、ブラジル、コロンビア、タンザニア、4産地のブレンドで、従来のブレンド豆に爽やかな甘味と酸味が特徴のグァテマラ産を加えました。また、豆の大きさをスクリーン15以上を80%、水分含有量12%以下を基準として、豆を厳選しました。
船積み前2回、国内受入前、工場受入前。4段階で、熟練の鑑定士が品質検査し、品質の悪い豆を除くため、徹底した選別を行い、合格した豆だけを使用しています。
焙煎した豆は-2℃の冷気で急速冷却し、豊かな香りを封じ込めています。焙煎後の鮮度を長く保つため、残存酸素率を1%以下の包装袋にコーヒー豆を包装しています。
旧型コーヒーマシーン
旧型のコーヒーマシーンはグラインダーを2基搭載したドイツ製コーヒーマシンです。ブレンドとアイスでそれぞれに合う豆の挽き方を選び、ブレンドは、やや粗挽きに設定されています。粗めに設定することで、雑味の少ないコクのあるクリーンな味わいを追求しています。
ブレンドSサイズで、コーヒー豆の挽き、蒸らし、抽出まで約45秒です。
コーヒーはカップを押しボタンを押すだけですが、ブレンドLサイズは2度ボタンを押す必要があります。
ファミマカフェのコーヒーマシンは経年劣化のために、味や抽出量にブレが生じることがあります。
使用方法
ブレンドコーヒー
ブレンドS 93円(税込100円)、ブレンドM139円(税込150円)、ブレンドL 167円(税込180円)です。
味
エスプレッソ方式のため、泡立ちがあります。エスプレッソ方式は気密性が高いため香りが立つことが少ないですが、同じエスプレッソ方式のローソンと比較すると香りに優れています。セブンカフェのドリップ方式と比較すると、苦味が強めです。
アイスコーヒー
味
苦味が強いですが、比較的スッキリしています。そのまま飲むよりも、ミルクなどを入れて飲むのに向いています。
カフェラテ
カフェラテはMサイズのみ、139円(税込150円)です。加熱殺菌した生乳100%のミルクに濃厚なエスプレッソコーヒーを加えたカフェラテです。抽出は少し低めの温度です。
味
温度が低めで抽出されているため、飲みやすいですが冷めやすいです。エスプレッソコーヒーの苦味とミルクの甘味のバランスが良いです。セブンイレブンのカフェラテと比較すると、ミルクの泡のきめ細やかさに劣るため、エスプレッソの濃厚なコーヒーとクリーミーなミルクの調和に劣ります。
アイスカフェラテ
アイスカフェラテはMサイズのみ、167円(税込180円)です。
味
エスプレッソコーヒーの苦味とミルクの甘味のバランスが良いです。セブンイレブンのアイスカフェラテと比較すると、エスプレッソの濃厚なコーヒーとクリーミーなミルクの調和に劣ります。