UCCカフェメルカード:UCC直営農園 ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 クレイトン・エステート

UCCカフェメルカード UCC直営農園 ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 クレイトン・エステートです。

UCCカフェメルカード(UCC Cafe Mercado)は、クラシフィカドール(コーヒー鑑定士)により、味覚、香り等、徹底的な品質テストをしたコーヒーだけを取り揃えています。

UCC直営農園 ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 クレイトン・エステート

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UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステート

"UCC COFFEE TRIP Jamaica",UCC上島珈琲公式チャンネル 2020年6月4日.

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステート(UCC Blue Mountain Coffee Craighton Estate)は、ジャマイカ(Jamaica)サリー郡(Surrey County)セント・アンドリュー教区(Saint Andrew Parish)に位置するUCC上島珈琲(以下、UCC)の直営農園です。経営会社は、UCCの海外事業であるJAMAICA UCC BLUEMOUNTAIN COFFEE COMPANY LIMITEDです。

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートは、UCCが最初の開設した直営農園です、2つ目の直営農場は、ハワイ島コナ地区の「UCC ハワイコナコーヒー エステート(UCC HAWAII KONA COFEE EATATE)」です。3つ目の直営農園として、「UCC リントンマンデリンコーヒー エステート(P. T. UCC LINTONG MANDHELING COFFEE ESTATE)」がありました。

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートは、1981年にブルーマウンテンエリアの西側、標高800m - 900mの位置に開設されました。約33ヘクタールの総面積に3万5千本のコーヒーノキを栽培、2006年に隣接する9ヘクタールの土地を取得し、総面積42ヘクタールに拡大しました。2008年には、総面積約100ヘクタールにまで拡張し、13万本を超えるコーヒーノキが栽培されています。同年カリブ地域のコーヒー農園としては初のレインフォレストアライアンス認証(RA)を取得しました。

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートは、2021年に開設40周年を迎えました。開設40周年目に、ローズヒルエリアで栽培された「UCC直営農園 ブルーマウンテンNo.1 ローズヒル」が販売されました。

ホセ・川島 良彰とブルーマウンテンコーヒー

「『日本のコーヒーの父』と称された男の物語。「一人でも多くの人においしいコーヒーを届けたい」彼の想いが実現させた夢とは。」,UCC上島珈琲公式チャンネル 2017年12月12日.

昭和56年(1981年)、アメリカ・ジャマイカの両政府から農水省へ日本の栽培技術援助の要請がありました。農水省がこの要請を、その前年に発足した全日本コーヒー協会の初代会長であり、UCCの創始者で当時会長を務めていた故・上島忠雄に伝えたところ、「コーヒーを飲む人間にとってメッカとも言えるジャマイカに農園を持ちたい」、そんな強い希望を持っていた上島忠雄は快諾しました。しかし、規模・投資額の大きさから協会が躊躇すると、上島忠雄はこのプロジェクトをUCCという一企業の事業として推進することを決めたのです。

「おいしいコーヒーを一人でも多くの人へ。」 熱い思いが夢を叶えた、農園開設までの物語。」,UCC 直営農園.

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートのプロジェクトを任されたのが、当時UCCの社員であったホセ(José.)・ 川島 良彰(かわしま よしあき)です。若き日の川島は、UCCの創業者である故・上島 忠雄(うえしま ただお)から直接説得されて、この農園開発に取り組みました。

この辺りのエピソードは、川島 良彰『私はコーヒーで世界を変えることにした。』第三章「ジャマイカのコーヒー農園開拓を託されて」や、『コーヒーハンター:幻のブルボン・ポワントゥ復活』第三章「ジャマイカ、ハワイ、スマトラ、そしてレユニオンへ」に詳しいです。

クレイトン・ハウス

クレイトンハウス 出典:Jamaica National Heritage Trust

UCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートは、「クレイトン・ハウス(Craighton House)」から名前が取られています。

クレイトン・ハウスは、1805年にジョージ・クレイトン卿(George Craighton)によって建てられたグレート・ハウスで、ジャマイカの重要文化財の指定を受けています。UCCは、1981年にこの建物と農園を買収し、コーヒー生産を再確立しました。

品種

品種はブルーマウンテン・ティピカ(Blue Mountain Typica)です。

ジャマイカのブルー・マウンテンでは、伝統的にブルーマウンテン・ティピカのみが栽培されてきました。

精製方法

精製方法はウォッシュト(Washed)です。

ジャマイカのブルーマウンテンは、伝統的にすべてウォッシュト(Washed)で精製されてきました。ウォッシュト精製は、ジャマイカで誕生した精製方法です。

 そこで1845年にジャマイカで発明された新しい精製法が水洗式です。乾燥時間の短縮には、果肉をあらかじめこそぎとるのが有効ですが、表面のムシラージを完全に除去するのは難しく、そのままではやはり残った果肉が腐ってしまいます。そこで果肉をこそぎとった後、水槽に一晩浸けておきます。すると水中微生物がムシラージをエサとして発酵・分解し、あとは水洗いすればきれいに取れるのです。

旦部 幸博(2016)『コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)』,講談社.p73

検査

UCCのブルーマウンテンは、ブルーマウンテンコーヒーの精製工場として最大手のメイビス・バンク・セントラル・ファクトリー(MBCF)(Mavis Bank Central Factory)で精製されます。メイビス・バンク・セントラル・ファクトリーは、UCCのブルーマウンテンを他の農園のコーヒーとは別に精製しています。そのため、UCCのブルーマウンテンは、純粋なUCC直営農園産の生豆に仕上がります。

 UCCのブルーマウンテンは、メイビス・バンク・セントラル・ファクトリー(MBCF)でグレーディング(等級分け)され、ティスティングされると、コーヒー産業公社(CIB)にコーヒーのサンプルが送られ、厳しい品質チェックを受けます。

また、UCC向けに輸出されるすべてのコーヒーは、船積み前に一度サンプルが日本のUCCへ送られて、コーヒー鑑定士(クラシフィカドール)の目と舌でその品質をチェックされます。その結果、合格したブルーマウンテンNo.1、No.2、No.3だけが、メイビス・バンク・セントラル・ファクトリー(MBCF)からUCC ブルーマウンテンコーヒー クレイトン・エステートのマーク入りの木樽に詰められて、日本へ輸出されます。

日本に届いたコーヒーは、もう一度コーヒー鑑定士(クラシフィカドール)によって、合格したサンプルと同じものかどうかを確かめられます。このような厳しい多重チェックに合格したコーヒーだけが、国内で流通します。

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ブルーマウンテン No.1

ブルーマウンテン No.1

香り高く、滑らかな質感が印象的な味わいです。爽やかな酸味、穏やかな甘さ、豊かなボディ、全体の調和に優れたコーヒーです。

ブルーマウンテン No.1 ローズヒル

ブルーマウンテン No.1 ローズヒル

香り高く、和三盆のような上品な甘さが広がります。和三盆のような上品な甘さが特に印象的な味わいです。

<参考>

川島良彰(2015)『コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか』,ポプラ社.

「UCCブルーマウンテンコーヒー・クレイトンエステート」,UCC<https://www.ucc.co.jp/company/estate/blue_01.html>

"Craighton House",Jamaica National Heritage Trust<http://www.jnht.com/site_craighton_house.php>

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