ニューカレドニア ニューカレドニアのコーヒーの歴史(5):フェイエのユートピアからムニエのディストピアへ (4)の続き。 コーヒーの繁栄と衰退 1920年から第二次世界大戦の前夜まで、収穫の不規則性から生じる毎年の変動は別として、コーヒーの生産量は着実に増加した。30年代に入ると急速に生産量が増加し、第二次世界大戦の前夜に生産量はピークを迎えた。下記の輸出量のグラフからは、1930年の700トンから1939年の2,350ト... 2019年11月8日
ニューカレドニア ニューカレドニアのコーヒーの歴史(4):コーヒーさび病菌の流行とロブスタ種の導入 (3)の続き。 コーヒーさび病菌、Wikipediaより コーヒーさび病菌の流行 フェイエの理想の実現を何度も阻んだ危機から回復したばかりのニューカレドニアのコーヒー栽培は、その時栽培されていたアラビカ種にとって宿命的な危機に再び直面することになった。それはヘミレイア・ヴァスタトリクス(Hemileia Vastatr... 2019年6月12日
ニューカレドニア ニューカレドニアのコーヒーの歴史(3):ポール・フェイエのユートピア (2)の続き。 ポール・フェイエ、Wikipediaより ポール・フェイエ ポール・フェイエ(Paul Feillet,1857-1903)が1894年4月21日に総督に任命されたとき、彼はまだ37歳だった。1894年6月10日この若い総督はヌメアに到着した。この場所の楽園のような穏やかな気候は彼の持病の右坐骨神経痛に... 2019年5月29日
ニューカレドニア ニューカレドニアのコーヒーの歴史(2):コーヒーの伝来と流刑植民地時代のコーヒー生産 (1)の続き。 ニューカレドニアのコーヒーと植民地化の歴史 ニューカレドニアのコーヒーの歴史と植民地化の歴史は密接に関連している。ニューカレドニアのコーヒーの歴史において重要な時期は4つに分けることができる。これら4つの時期のうち最初の3つは、ニューカレドニアの植民地化の3つの時期に対応している。 植民地化の最初の試み... 2019年5月21日
ニューカレドニア ニューカレドニアのコーヒーの歴史(1):発見と支配 ニューカレドニアの地図、Wikipediaより ニューカレドニアとジェームス・クック ニューカレドニア(英語:New Caledonia、フランス語:Nouvelle-Calédonie)はニューカレドニア島(フランス語で「本土」と呼ばれるグラン・テール島(Grande Terre)およびロイヤルティ諸島(英語:Loy... 2019年5月15日